髙橋室長(たかはし しつちょう)
変種編集室の室長。久未可L蔵(くみかえるぞう)から髙橋室長に改名(2024)。総合研究大学院大学、博士課程中退。専門は遺伝学。学生時代に研究室で関わったアートプロジェクトをきっかけに、翌年は個人ボランティアとしてアートプロジェクトの運営に入り、アーティストの制作の補助をする。その経験から変種編集室を発足(2014) 。遺伝子組み換えの社会的役割を知るために研究室を飛び出し、伝統的な品種改良の技術を使って遺伝子操作を行う種苗会社に就職(2015)。遺伝子検査機器試薬等を扱う企業に転職(2022)。企業人としてだけでなく、人間が自ら手を加えた生き物との関わり方について考える日々。
奥本素子(おくもと もとこ)
北海道大学 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター CoSTEP部門長。博士(学術)専門は教育工学、学習科学、科学教育。博物館や科学技術コミュニケーションをテーマに、日常の中から学ぶインフォーマルラーニングを研究している。近年は、高等教育におけるプロジェクトベースドラーニングの研究も行っている。今見ている世界を、アートの目で見る・科学の目で見るとどう変わる?をテーマに「差の湯の会」を主宰。
停滞していた変種編集室の活動を再開した2024年に、髙橋が大学院時代の担当教官であり、現代美術を知るきっかけとなった奥本は、バイオテクノロジーとアートとの橋渡しを頼る形で相談され、変種編集室に入室することとなる。
https://researchmap.jp/museology
ユミソン(ゆみそん)
現代芸術家。Baexong Arts主宰。自分が育った地域へ影響を返すパフォーマンスから活動を開始し、インスタレーションや展覧会の企画などを行う。《ずれはからずもぶれ》(2023、東京都美術館)、風の沢ミュージアムディレクター(2013-2017)、《ユミソン展》(2013、中京大学ギャラリーC)等。
福島市で総合ディレクターを務めていた《アラフドアートアニュアル》(2013-2014)に総合研究大学院大学の研究者たちを招聘し、自然科学研究者とともに”放射能汚染された土地”として見られている福島の現状を《世界と解説》、《差の湯》などで考えようと試みる。その時に大学院生として参加してくれていた髙橋との会話から変種編集室を立ち上げることとなる。
https://yumisong.net/
https://baexong.net/
過去の編集者たち
ピメリコ(ぴめりこ)
神奈川県在住のアーティスト。イギリスのゴールドスミスカレッジ(BA)およびチェルシーカレッジ(MA)にてファインアートを学ぶ。過去の展示はトーキョーワンダーサイト本郷、ICA Singapore、XYZ Collectiveなど。2010年にトーキョーワンダーウォール2010 ⽴体部⾨⼊選。イギリスの音楽フェスLatitudeへ映像提供。
変種編集室へは立ち上げから参加。2024年の再活動時に退出。アイディアマラソンやWS、SEAアイディアマラソンの発表に参加。
https://pimeriko.net/